02.ウッドデッキに使用される素材

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どのようなウッドデッキにするか決まったら、次は、使用される素材について考えてみましょう。

ウッドデッキに使用される素材は、大きく分けて
(1)天然木材
(2)樹脂
の2つがあります。
天然木材のウッドデッキは、さらに、「広葉樹」「針葉樹」に区分できますが、最高級素材といわれる「天然チーク材」なども人気です。

まず、広葉樹を使用した木材の特徴は、素材が硬く、耐久年数が長いものとなります。

広葉樹には、ウリン・イペ・アマゾンジャラなどがありますが、屋外使用でも25年~30年ほどの耐久性があります。

イペなどは、価格は高くなりますが、病虫害やシロアリにも強く、公共工事で広く使用されている素材になります。

 

一方、針葉樹の木材は、価格が安いメリットがある半面、素材が柔らかい特徴があります。

ウエスタンレッドシダーやレッドウッドなどが使用されますが、およそ7年~10年程度の耐用年数となります。
また、素材の選択は、DIYで施工するかどうかによっても異なります。

 

DIYで天然木材の加工をする場合は、慣れていないなら、柔らかめの針葉樹を選ぶようにした方が良いでしょう。

加工の難しい広葉樹を選択し、加工に失敗してしまったり、ケガの原因になることもあるからです。
そして、樹脂製による素材を利用して、ウッドデッキを作ることもできます。

樹脂製の素材は、価格や耐久性など、さまざまなタイプのものが販売されています。

興味のある方は、「樹脂 デッキ材」などをキーワードに検索してみてください。

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ウッドデッキ材として注目されているウリンは、主に、ボルネオ・インドネシア・フィリピンなどに生育しているものです。

アイアンウッド(鉄のように頑丈な木)とよばれるように、耐久性が高く、屋外での使用にも十分耐えることができるものです。

また、表面処理がされたウリンは、非常に美しい輝きをもち、その深い味わいにも人気の理由があります。

まとめると、ウッドデッキ材としてのウリンのメリットは、
1.非常に高い耐久性がある
 2.希少価値がある
 3.表面の美しさを楽しめる
ということになります。

 

逆に、ウリンをウッドデッキ材として使用することのデメリットは、
1.木材のソリが生じやすいこと
2.DIYでの加工が難しいこと
3.流通経路が不明朗であることがあること
などです。

高級素材として知られるウリンですが、時間の経過とともに「ソリ」が生じる場合があります。

また、非常に頑丈な木材ですので、下穴加工なしでビスを打ち込むようなこともできません。

さらに、ウリンの成長に非常に時間がかかることから、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで「危急」と評価されるものです。
そのため、ウッドデッキ材として使用することもできるものですが、地球環境保護や密輸の撲滅などをする意味でも、他の素材を選ぶようにした方が良いと思われます。

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イペは、ノウゼンカヅラ科の広葉樹になり、ウリンと同等以上の耐久性を誇る素材です。

ブラジルやアルゼンチン、パラグアイなどに生育し、その黄褐色の風合いにも人気があります。

ウッドデッキ材としてイペが優れているとされているのは、主に、
1.耐久性・供給安定性・デザインのバランスが良い
 2.港湾や岸壁工事での使用実績が豊富
 3.病虫害やシロアリに強い
などが理由となっています。

 

屋外の使用でも30年はもつとされるイペですが、長期間にわたって安心して使い続けることができるメリットは大きくなります。

さらに、病虫害やシロアリに強いので、防腐剤等を使用せずにウッドデッキを施工することも可能です。

小さなお子さまがいる家庭で、安心して利用できる素材といえます。
これに対して、イペには、価格が高いこと、まれにひび割れが生じることなどのマイナス面もあります。

ウッドデッキの施工にあたり、価格を安く抑えて短いサイクルで利用するか、あるいは、良い素材を長く使い続けるのかで判断が異なります。

また、安全面では問題ないものの、年数を重ねるにしたがい’ひび割れ’が生じることがあります。

木材の特質として「ひび割れしやすい」「反りやすい」場合がありますので、事前に理解しておく必要があります。

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ウッドデッキ材として使用されることの多い天然木材に、ウエスタンレッドシダーがあります。

ウエスタンレッドシダーは、アメリカやカナダなど、北米太平洋沿岸の温帯雨林に分布する樹木です。

ウエスタンレッドシダーはウッドデッキ以外にも、家具や柱・屋根板・建具といった建築現場でも使用されるものです。

ウエスタンレッドシダーをウッドデッキ材に使用するメリットは、
1.コストパフォーマンスのバランスが良い
 2.DIYによる加工が可能である
 3.アメリカ・カナダによる森林管理がしっかりしているので、絶滅の危惧はない
などになります。

 

まず、高級素材であるウリンやイペなどと比較すると、価格が安く耐久性も高いことから、コストパフォーマンスに優れた素材といえます。

高級素材によるウッドデッキに魅力が高いのは当然ですが、「手軽にウッドデッキを楽しみたい!」という人にはウエスタンレッドシダーが適しています。

そして、木材の加工もしやすいことから、DIYによるウッドデッキ作りにチャレンジすることもできそうです。
ウエスタンレッドシダーを購入する場合に注意する点は、
・グレードがあること
・乾燥させたものを購入するべきこと
の2つです。

予算と目的に応じたウエスタンレッドシダーを購入し、ウッドデッキ作りをしてみるのも良いと思います。

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スギ科・セコイア属のレッドウッドは、「最も耐久性のある針葉樹」として知られています。

米国オレゴン州南西部~カリフォルニア州中部に生育し、辺材は白色ですが芯材が濃い赤褐色である点に特徴があります。

建築用途では、建物の土台や梁・垂木などで使用され、家具や船舶の材料としても利用されています。

レッドウッドでウッドデッキを作るメリットは、
1.高い耐久性がある
2.加工が容易である
3.火災に強い
の3つになります。

レッドウッドにシロアリなどが付くことはあっても、芯材に含まれる「タンニン」により、深く入り込むことはありません。

薬剤を使用してレッドウッドを守る必要がないので、小さなお子さまがいる家庭でも安心して利用できます。

さらに、DIYでの加工のしやすさもあり、初めてウッドデッキを作るという方におすすめしたい素材になります。

また、レッドウッドにはヤニや揮発性の高い油が少ないことで、非常に「燃えにくい」性質があります。

レッドウッドは、サンフランシスコで唯一屋外で使用することができる木材になります。
逆に、レッドウッドは、雨にぬれたときに流れ出るタンニンが’黒ずみ’となることがあります

ウッドデッキが完成したら、定期的に塗装するなどのメンテナンスをする必要があります。

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チーク材という呼称を聞いたことがあると思いますが、インドネシア・タイ・ミャンマーなどに生育する高級天然木材です。

高級家具や内装・船舶などにも利用されるもので、耐朽性がきわめて大きく、シロアリなどの害虫にも強いという特徴があります。

チーク材の中でも、ミャンマーチークは「本チーク」とよばれ、他のチーク材よりも1歩抜きんでた特徴があります。

ミャンマーチークは、暖かみのある色調や半永久的な耐久性を誇ることから、国会議事堂の内装や豪華客船の甲板材としても利用されます。
このチーク材をウッドデッキで使用するには、DIYによる施工は難しいかもしれません。

非常に頑丈な木材ですので、切断加工や穴開け加工に経験とコツが必要になるからです。

もし、チーク材を使用したウッドデッキが欲しいのであれば、専門業者に施工依頼するか、あるいは、キット販売されているものを選ぶと良いでしょう。

ウッドデッキのキットは、規格化されたウッドデッキに必要な部材がカットされて送られてくるもの、パネル状のものを組み合わせて活用するものがあります。

チーク材がもつ、独特の優しい色調により、完成したウッドデッキで心が癒されることになるでしょう。

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